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 ワークシートとブック

エクセルにおいて、エクセルのデータファイルそのものを「ブック」という。

基本的に「ブック」は次の3つから構成される。

  • 複数の「ワークシート」
  • 「グラフシート」
  • 「VBAモジュール」
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ワークシートは、扱うデータを格納する部分で、エクセルの中核的な役割を果たす。

グラフシートは、ワークシートで計算された結果をグラフにして、データを視覚的に分かりやすくし、そのグラフのみを置くシートである。

VBAモジュールは、Excel VBA(プログラミング言語)で書かれたプログラムを保存している。いわゆる「マクロ」の内容が入っている。
本サイトでは、VBAモジュールは扱わない。

エクセル 2007 ワークシートとブック
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エクセル2007からは、ブックの形態が主に4種類になった。

またマイクロソフト社から、あるプログラムをダウンロード、インストールすれば、エクセル2007で読み書きしたファイルを、PDFまたはXPSファイルに書き出すことができる。

保存方式拡張子長所短所
Excel ブック .xlsx エクセル2007の機能がすべて使用、保存可能。ファイルサイズ小。 旧バージョンのエクセルで読み書きできない。(旧バージョンのエクセルで、このタイプのブックを読めるようにできるプログラムを、マイクロソフト社からダウンロードできる。
Excel マクロ有効 ブック .xlsm Excel VBA(マクロ)プログラムも保存可能。 保存されたマクロを有効にするのに一手間かかる。
Excel バイナリ ブック .xlsb エクセル2007の機能がすべて使用、保存可能。ファイルサイズ小。読み込み書き込みが速い。 旧バージョンのエクセルで読み書きできない。
Excel 97-2003 ブック .xls エクセル2003以前のバージョンでも読み書き可能。 エクセル2007での新機能を使うことができない。