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 セル参照−複合参照(行固定)とコピー

複合参照(行固定)とは、「行方向(縦方向)は絶対参照」、「列方向(横方向)には相対参照」をするという参照の方法である。

エクセル 2007 セル参照−複合参照(行固定)とコピー
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左図のようなワークシートを用意する。セルC2に「=A$2+A$3」と入れる。
「$」は絶対参照の意味である。

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セル内の数式を、ワークシート上で見えるように、リボンの《数式》タブ->《ワークシート分析》グループ->《数式の表示》ボタンをクリックする。
エクセル 2007 セル参照−複合参照(行固定)とコピー
エクセル 2007 セル参照−複合参照(行固定)とコピー
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数式が見えるようになる。

 セルC2内の数式の参照元「A$3」は、「3行目の2列前」のセルの値を参照せよ、ということである。

セルのコピーは、この「関係」をコピーするのである。

エクセル 2007 セル参照−複合参照(行固定)とコピー
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セルC2を、オートフィルを使ってセルD2にコピーをする。「3行目の2列前」のセルの値を参照するので、列を表す文字が変わり、セルD2内の数式の参照元「B$3」となる。

エクセル 2007 セル参照−複合参照(行固定)とコピー
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セルC2を、オートフィルを使って行方向(縦方向)にコピーする。

「3行目の2列前」の関係がコピーされるので、行方向にコピーされても、「3行目」を常に参照する。

列方向にはコピーされないので、同じ列を参照する。

ということで、セルの数式は変わらないままコピーされる。