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 データバーのカスタマイズ

データバーには、バーの長さに関するオプションがいろいろある。

しかし、そのオプションの名前だけでは、直感的にそれは何を意味するものかよくわからない。

そこで、そのオプションについて細かく調べてみた。

概論

データバーには、4つの重要な要素がある。

  • 最大値
  • 最小値
  • 最長の棒
  • 最短の棒

この4つの要素が、すべてのオプションの元になっている。

データバーの元になっている数の集合の中には、必ず最大値と最小値がある。

そして最短の棒と最長の棒は、最大値と最小値とオプションの組み合わせで決まる。

エクセル図1
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デフォルトの場合:

デフォルトでは、《最短の棒》の《種類》が「最小値」となっていて、《最長の棒》の《種類》が「最大値」となっている。

下図では、2000が最小値になっているので、2000に対し、「最短の棒」が割り当てられている。

また、最大値は10000なので、10000に対し、「最長の棒」が割り当てられている。

その間の数は、適当に比例配分されるように、長さが調整されている。

エクセル図2
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「数値」の場合:

 もし、《最短の棒》の《種類》を「数値」にして、《値》を「最小値」より小さい数字にすると、最小値でも「最短の棒」にはならない。

また、《最長の棒》の《種類》を「数値」にして、《値》を「最大値」より小さい数字にすると、設定した数字以上かつ最大値より小さい数が「最長の棒」になる。

その間の数は、適当に比例配分されるように、長さが調整されている。

エクセル図3
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「パーセント」の場合:

《最短の棒》の《種類》を「パーセント」にして、《値》を「20%」とすると、

 最小値+(最大値−最小値)× 20% 

-> この値以下は、「最短の棒」になる。

《最長の棒》の《種類》を「パーセント」にして、《値》を「80%」とすると、

最大値−(最大値−最小値)× (100%−80%)

-> この値以上は、「最長の棒」になる。

その間の数は、適当に比例配分されるように、長さが調整されている。

エクセル図4